書籍など
人生の落とし穴
大きくは人類の教訓としても(令和5年1月11日記)
あなたは自分の人生に潜む様々な「リスク」に気付いているでしょうか?
気付かなければ、人生すべてを丸ごと棒に振ってしまったり、命さえも落としかねない「人生の落とし穴」は、実はあなたの身近な日常に数多く紛れ込んでいます。この「リスク」は、あなたの人生だけでなく、社会全体にとっても大きな「落とし穴」として未来を脅かします。
よくありがちなこととして、人は「欲」を出した瞬間に失敗しがちです。一つの失敗が次の失敗を呼び、転落が止まらなくもなります。まさに「人生の落とし穴」です。今ならばウクライナ侵略を始めたロシアのプーチン大統領がその例でしょう。
本書が、本来ならば存在するものの、表面上は見えにくい様々な人生の「リスク」に対する気付きの契機になれたなら幸いです。
逃げない勇気
応援の気持ちを込めて(令和4年3月23日記)
ウクライナの人々は「逃げない勇気」をもって戦っています。世界中の人が応援するのは、その「逃げない勇気」を応援したい気持ちからでしょう。
心理学者であり精神科医であったアドラーは二つの世界大戦の間で人々を励まし続けました。彼自身、軍医として第一次世界大戦に従軍し、戦後は祖国オーストリアの復興に尽力しました。その後ナチスの迫害から逃れるために、祖国を離れアメリカに移住しています。彼は戦争のない社会を願っていたはずです。戦争を目の当たりにした時代に彼は「共同体感覚」という横のつながりを重視し、様々な問題から「逃げない勇気」が大切なのだと語りました。
逃げずに戦っているウクライナの人々を、遠くの日本からですが私は応援したいと思います。
本当は雇われてはいけない「問題のある人」たち
反戦の気持ちを込めて(令和4年3月23日記)
ロシアの「プーチン大統領」は本書で言うところの「問題のある人」なのでしょう。プーチン大統領のような人は、実は社会の至る所に存在します。職場、地域でも「問題のある人」として周囲を脅かします。正常な機能のある社会や職場では「問題のある人」は自らの行動から次第に周囲から浮き出てきます。ウクライナへの侵略行為を通し、プーチン大統領も国際社会からは浮き出た状態になっています。
大切なことは、社会、地域、職場が「問題のある人」を生み出さない「システム」や「文化」を持つことだと考えます。それが本書の最大の問題提起でもあります。本書は労働分野に限らず、一般社会すべての状況に応用できるものです。人々を脅かす「問題」がこの社会から減っていくことを願っています。